シンキチ醸造所(クラフトビール)も営む料理人であり 旧知の友人である堀澤宏之さんから
『終の店を作りたい』
とのご相談を頂き、醸造所至近にある築40年のコンクリートブロック造と木造の混構造の店舗付き住宅を改修し、カウンター席のみの店舗へリノベーション(コンバージョン)しました。
堀澤さんが伊勢崎で”ほのじ”というお店を開いていた頃に知り合い、同駅前再開発に伴う高崎へのテスト出店をはじめ、これまでに和食と伝統工芸のイベントや醸造所の立ち上げ、クラフトビアフェスなど様々な取り組みをご一緒させて頂いています。
『終の店』=『料理人として最後のお店』を作りたいとご相談を頂いた時は嬉しさと責任の重さに震えました。
連れ立って何軒ものお店に視察に行ったり、2人で山に木を切り出しに行ったり、お店の顔となるカウンターの材を探して南砺の宮大工の棟梁に会いに行ったりと、お店が出来るまでの思い出を語ればきりがありません。
設計施工には、ますいいリビングカンパニー高崎分室の柳澤さんにご協力頂き、自然素材を使いながら堀澤さんの理想のお店造りを進めました。
お店のコンセプトは
”食事とお酒と向き合う場所”
和の雰囲気の中で五感を研ぎ澄ます、落ち着いた空間ができました。
永きにわたり調理場に立って来た経験から、ドライキッチンを採用し、衛生的かつよりよい環境でよりよいパフォーマンスが発揮でき、お客様にも快適にお過ごし頂くために、キッチン、客席ともに床暖房を設置しました。
様々な飲食店のお客様の悩みで多いのが
”足元の冷え”と”湿度や風のコントロール”
冷房はエアコンを使用しつつも、暖房とキッチンの乾燥には床暖房を使用することで、足元から柔らかい温もりを伝えることを実現しています。
床暖房のある店内床(カウンター内を含む)は風合いと耐久性を考慮し樹脂モルタル+塗装仕上。こちらは腕利きの左官職人とヤマトリフォームの施工です。
バックヤードの厨房は限られた空間を最大限利用し、ワンオペメインの調理導線を最重視しました。
※厨房や設備詳細が気になる方はお問い合わせ下さい
堀澤さんの料理とお鮨はもちろんのこと、”女将”のお酒の提案が素晴らしいお店です。
”記憶”に残るひとときを大切な方と。
ページの最後に予約のリンクも貼っておきますので、ゆったりと美味しい特別な時間をお過ごし下さい。
[竣工時写真]


















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[施設名称]
「方」鮨と燗酒とナチュラルワインの店
[所在地]
群馬県高崎市
[竣工]
2023年2月
[設計・施工]
ますいいリビングカンパニー高崎分室・有限会社小池
[構造]
コンクリートブロック造+木造+木造増築
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代表 小池秀明のnoteはこちら
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